Rocky Linux 9 をインストールし、check-updateを実行した際、以下のエラーメッセージが表示されたので対処しました。
Failed to set locale, defaulting to C.utf-8
このエラーは、システムのロケール設定に問題がある場合に発生するようです。
1. ロケールの現在の設定を確認する
まず、現在のロケール設定を確認します。
# locale -a
出力結果が以下のようになっている場合、ロケールが適切に設定されていない可能性があります。
C C.utf8 POSIX ja_JP.eucjp ja_JP.utf8
このリストに en_US.utf8
が含まれていない場合、英語ロケールがインストールされていない可能性があります。
2. ロケールをインストールする
en_US.utf8
が存在しない場合、glibc-langpack-en
パッケージをインストールします。
# dnf install -y glibc-langpack-en
インストールが完了したら、再度ロケールの一覧を確認します。
# locale -a
出力に en_US.utf8
が追加されていれば、ロケールが正しくインストールされています。
3. ロケールを設定する
ロケールを en_US.UTF-8
に設定します。
# localectl set-locale LANG=en_US.UTF-8
または、/etc/locale.conf
を手動で編集します。
# vim /etc/locale.conf
以下の内容を追加または変更してください。
LANG=en_US.UTF-8
編集後、設定を反映させます。
# source /etc/locale.conf
または、サーバーを再起動してください。
# reboot
4. 設定の確認
再起動後、check-updateを実行し、エラーが解消されたか確認します。
# dnf check-update
エラーメッセージが表示されなくなれば、ロケールの設定が正しく適用されています。
まとめ
# locale -a
で現在のロケールを確認# dnf install -y glibc-langpack-en
で英語ロケールをインストール# localectl set-locale LANG=en_US.UTF-8
でロケールを変更/etc/locale.conf
を手動で編集する方法もあり# dnf check-update
を実行し、エラーが解消されたか確認
この手順で "Failed to set locale, defaulting to C.utf-8"
のエラーを解消できました。
